ニットとは？セーターとの違い＆モテ女子に人気のブランド7選

ぷち子

ねえねえ、秋と冬ってよくニットを着るでしょ。
でも、そもそもニットって何？

グラン

あら、いい質問ね！

ぷち子

それに、ニットとセーターの違いって何？

グラン

それもいい質問だわ。今回のテーマは
「ニットとは」にしましょう。

「ニットはニットでしょ！」
「素材のこと？」
それとも・・・
「セーターのこと？」

聞き慣れた言葉だけど、ニットとは何か説明してって言われてもうまく説明できないですよね。

そんなニットについて、出来るだけ簡単にわかりやすくまとめてみました。

最後に、素敵なニットがあるファッションブランド・ショップも選んでみたので、ぜひ最後まで読んでいっていただければ嬉しいですo(_ _*)o

もちろん、すでに知ってる、というところは飛ばして読んでくださいね。

ニットとセーターの違い

ぷち子

ニットとセーターって同じ意味だよね？

グラン

いいえ、違う意味よ。

ぷち子

えっ！？セーターのことを今風にいうと、ニットなんじゃないの！？

混同している人が多いのが「ニットとセーターが同じ意味」だと思っていることです。
とくに、スパッツをレギンスと呼ぶようになったのと同じように、昔はセーターと言っていたけど今は言い換えてニットと呼ぶようになった、と思っている人が多いみたいです。

セーター≒ニット
セーターはトップスの1つです。

セーターもニットも編み物で、ニットでつくられたトップスの1つがセーターです。

トップスという大きな枠があって、その中でセーター、Tシャツ、シャツ、ブラウスなどと種類が分かれています。

じゃあ、ニットって何？意味は？

ぷち子

セーターはわかったけど、じゃあニットって何？

グラン

それは、こういうことよ。

ニットとは、「編み物」や「編むこと」です。

素材の名前でも、服の名前でもないんです。

ニットはもともと外国から来た言葉なので、英和辞典でニット（knit）の意味を調べてみると、動詞と名詞の両方の意味が書かれています。

動詞：編み物をする、編む
名詞：編み物

ニット＝編み物のことなので、秋冬用の厚めのニットやマフラーなどだけじゃなく、Tシャツ、カットソーなども作り方で分類すると編み物（ニット）です。

ちなみに、シャツやジャケットなどは編み物（ニット）ではなく、縦糸と横糸でつくられた織物（おりもの）にカテゴライズされます。

ぷち子

ニットは編み物のことなんだね。
でも、編み物って毛糸からできてるよね？
Tシャツは毛糸でできてないのに編み物なの？
どーゆーこと？

グラン

ウールなどの毛糸でつくるものだけがニットというわけじゃないのよ。
Tシャツのように綿でつくってもニットなの。

ぷち子

ほえー。

ニットの素材

ニットの素材には、ウールやカシミヤなどの動物の毛だけじゃなく、綿（コットン）やポリエステル、アクリルも使われます。

大きく分けると、天然繊維と化学繊維に分けることができます。

天然繊維

天然繊維には、植物繊維と動物繊維があります。

植物繊維

綿（コットン）
麻　など

春夏に売られているサマーニットというのが、綿や麻などでできたニットです。
綿や麻のニットは、薄手でやわらかく滑らか、さらっとした触感が特徴的です。
シャリ感があって気温が高いときでも快適に着ることができるので、春夏のニットには植物繊維がよく使われています。

動物繊維

ウール
モヘア
カシミヤ
アンゴラ
アルパカ　など

秋冬用のニットに圧倒的によくつかわれているのがウール（羊毛）です。
他にも、モヘア（ヤギ毛）、カシミヤ（ヤギ毛）、アンゴラ（兎毛）、アルパカなどの毛が動物繊維で、獣毛繊維とも呼ばれます。
獣毛繊維でつくったニットは、厚手で、ふわっとしていて、保温性があるのが特徴です。

化学繊維

化学繊維にはレーヨンやキュプラなどもありますが、ニットに多い素材がアクリルなどの合成繊維です。

合成繊維

アクリル
ポリエステル
ナイロン　など

アクリルは、この3つの繊維の中で1番ウールに近くてあたたかいので、アクリル100％やウールと混ぜたニットがよく作られています。

ざっくりからギッチリまでゲージでニットの印象が変わる！

グラン

上で書いた素材からつくった糸で編むわけだけど、編み方の違いに「ゲージ」というものがあるのよ。

ぷち子

ゲージ？

グラン

ざっくり編むのか、ギュッと密に編むのかの程度の違いを数字で分けてるのよ。
服のタグにはゲージは書いていないし、毛糸を買って編み物をしないなら数字を覚える必要はないから、「へー」と思っておくぐらいでいいわ。

ぷち子

へー。

普通は、1インチ（2.54cm）の中の編み針の数でゲージをあらわします。

ゲージ＝編目の密度（1インチの中の編み針の数）

編み針の数が少ないとゆるい編地になるけど、編み針の数が多いと目が詰まった編地になります。

ざっくり！カジュアルなローゲージ

1.5～5ゲージ

太い編み針と太い糸をつかって作られるのがローゲージニット。
ざっくりしていて、手で触るとボコボコしています。
ローゲージの服は、カジュアル、ナチュラルな雰囲気になるものが多いです。

万能ミドルゲージ

6.5～10ゲージ

ローゲージとハイゲージの中間がミドルゲージです。
カジュアルすぎず、きれいめになりすぎないので、いろいろなテイストのコーデに合わせやすいです。

ギッチリ上品なハイゲージ

12ゲージ以上

ハイゲージニットは、細い編み針と細い糸で編んであり密度がギュッとしているので、なめらかな触り心地。
デザインにもよりますが上品な印象です。

ニットの柄のデザイン（種類や編み方）

ぷち子

ニットの編み方ってどんなものがあるの？
三つ編みみたいなのはよく見るよね。

グラン

それは、ケーブル編みね。
すべての編み方を挙げるのは大変だから、よく見るデザインを5つだけ紹介するわ。

ケーブル編み

縄編みともいう編み方で、縄を編んだような模様をしている人気の模様です。

フィッシャーマンニット

fisherman＝漁師　という意味です。

フィッシャーマンニットは、「漁の安全」と「魚がたくさん獲れるように」という願いをこめて編まれたことがはじまりです。
ケーブル模様や編まれたカゴのようなバスケット模様、ダイヤモンド模様、木の幹と枝の模様など、さまざまな模様があります。
アイルランドのアラン諸島の編み方だったので、アランニットとも呼ばれています。

ゴム編み

リブ編み、畦（あぜ）編み、畝（うね）編みともいいます。
田んぼや畑の畦や畝のように、土を盛り上げたようなラインと溝が平行になるように編んであります。
畦や畝なんて分からないという方は、スペアリブやリブステーキを思い浮かべてください。
リブの語源は、rib＝肋骨なので、骨とお肉の凸凹のような模様です。